Monday 15 June 2020

会社に行って働くのも、悪くはない事もあるかも。

自宅勤務を始めて、もう、かれこれ3カ月。

すっかり、引きこもり生活に慣れてしまい、コロナ問題が終わっても、このまま在宅勤務を希望しようかと思っているくらいです。

でも一つだけ、会社に行って働くのも、悪くはないかもと思うことがあります。

自宅勤務だと、無駄がなさすぎて、少し味気ないんですよね。

同僚とのコミュニケーションは、メールやチャット、ビデオ通話があるので困りはしませんが、そういったコミュニケーションは、あくまでも、目的ありきなんですね。

直接、仕事でかかわる事のない同僚と連絡を取ることは、まずありません。

でも、会社に行って働いていると、キッチンでお茶を作りながら立ち話したり、トイレの洗面台で度々見かけて顔を覚えたり、エレベーターでたまたま乗り合わせたり、っていう風に、直接仕事でかかわる事のない人と、「ちょっと立ち話」する機会があります。

自宅勤務だと、それが全く発生しない。

そんな、仕事とは関係ない「ちょっとした立ち話」は、無駄な時間といえば無駄な時間ですが、会社における人間関係の構築に、意外と役立っていたんだなあ。なんて、再確認。

その向かい、電子辞書が出始めたころ、アンチ電子辞書の先生に言われた事を思い出します。

紙の辞書をひくと、目的の単語の前後左右にある単語もなんとなく視界入るので、ふと、なんとなくついでにその部分も読んだり、それが印象に残ってその単語も覚えられたりする。

でも、電子辞書だと、そのものずばり、検索した単語だけがディスプレイに表示されるので、そういう偶然の出会いがない。

確かに、紙の辞書をひくのには時間がかかるし、電子辞書に比べたら、効率的ではないかもしれないけれども、そういう「ムダ」が、人生の肥やしになるんだと思うのです。

わざわざ物理的に会社に行って仕事をするというのも、同じようなものかもしれません。

暑い中寒い中、苦労して満員電車にのって、テクテク歩いて会社に行って。

会社に行くだけで時間も体力も消耗してしまうけど、それでも、物理的に会社に行って、同僚とアナログなコミュニケーションを行い、時々、仕事に関係のない人と仕事に関係のない立ち話をする。

すごい無駄だと思いますが、その「ムダ」が、人生の肥やしになってたのかもしれない。

失くして初めてわかる、有難さって言うんでしょうか?

でもやっぱり、ワタシは今後も、在宅勤務の続行を希望する所存でございます。


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