Wednesday 12 December 2018

そもそも、EU離脱の国民投票をやったのが間違いだったと思う

あれれれ。急展開。

本日(2018年12月12日)、メイ首相の保守党党首のしての
不信任投票が行われることになりました。

この頃、ブレグジット関連のニュースがジェットコースターのようで、
毎日目が離せません。

為替市場では、メイ首相が勝利すると見て、ポンドンが上昇してますね。

私もそう思います。

多分、メイ首相が勝つでしょう。

だって、メイ首相が不信任になったら、
誰かが代わりをやらなくちゃならなくて。

今のタイミングで、彼女の代わりをやりたい人なんて、
誰もいないと思うのです。

今のこの混乱は、メイ首相の責任ではありません。

じゃあ、誰の責任かというと、ワタシとしては、
デービッド・キャメロンのアホの責任だと思うのです。

あのアホが、総選挙に勝つために、EU離脱の国民投票なんて、
しょうもない事を公約したのがいけないのです。

まあ、それで保守党に投票して英国民もアホっちゃあアホですが。

めでたく選挙に勝った後も、選挙の時の公約を
全部几帳面に守る政治家なんていないんだから、
別に、EU離脱の国民投票なんてやらなくても良かったんですよ。

なのに、何を思ったのかデービット・キャメロン、
よりにもよってこの公約を、バカ正直に守ったのですよ。

「え、ホンマにやるの?」

と、思った人はワタシだけではないはずです。

そして、本人はどちらにつくかと思ったら、なんと残留派。

これにはビックリ!

自分が残留派なら、なんでEU離脱の国民投票なんてやろうと言い出したのか?

いまだにナゾです。

本人が離脱派なら、まあ、理解できるんですよ。
国民投票やってみんなの意見を聞いてみたいっていう気持ちが。

でも、本人が残留派なら、そもそも国民投票やらなくてもいいやん。
ツッコミどころがありすぎです。


そして、彼が残留派だったのが、まずかった。

彼が残留派だったせいで、浮動票のうち、アンチ・エスタブリッシュメント
(社会的に確立した体制や制度、またその階層や組織に対する反体制)
な人々の分の票が、離脱派に流れてしまったと思うんです。

さらに、首相直々に残留派という事で、けっこう潤沢な資金があったのか、
お金をかけたキャンペーンをやったけど、草の根活動はやらなかった。

対して、離脱派はそんなに資金がなかったのか、
けっこう草の根活動に励んだのですよね。

だから、デービッド・キャメロン首相が残留派だったという事実は、
残留派の敗因の一つだと思うのです。

残留派が敗北して、彼はさっさと辞任して雲隠れしましたが、
彼は今頃、どこで何をやってるんでしょうねえ。

自分のせいで、英国がこんなえらい事になってるを見て、
夜、ぐっすり眠れるのかなあ。

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