Saturday 27 October 2018

何事も「ほどほど」に。

元々本の虫だった私。
セミリタイアして、週に一度デジタルデトックスなんかしていると、
読書の時間が増えました。

なので、これからは読書日記ブログの方も、こまめに更新していこうと思います。

読書日記。

日本にいた頃は、留学資金を貯金していたので、
地元の図書館を活用していました。

本を所有しない分、読書記録はつけようと思って、
読んだ本のタイトル、著者、出版社と一行感想文を
ワープロを使って細々と記録していたのです。

パソコン購入後も、その記録はパソコン用のファイルにコンバージョンし、
イギリスに来てからも、しばらくは記録をつけていたのですが、
その後、結婚したり就職したりフラット買ったり仕事に疲れたり、
忙しさにかまけてすっかり放置してしまい、ふと気がついたら、
そのファイルがどこにあるか分からなくなってしまったのです。

私にとって、読書日記ブログは、その読書記録の続きです。
「今回は、なくさないように」と思って、ブログにしたのですよ。

さて前置きはこの辺にして、今日の本題です。

そして、今日の本題のテーマは、セミリタイアです。
読書ではありません。

その読書日記の方で、群ようこさんの小説「働かないの」
感想文を書いたのですが、その際に下記の一節を引用いたしました。

~~~~~~

キョウコはほどほど、ほどほどと自分にいい聞かせ、あともうちょっとやろうかなというところでやめておいた。
そうすると不思議なことに、自分のふがいなさについて考えないようになった。まだできるのにその手前でやめておくと、がんばったのに結果はこれ?と自己嫌悪に陥らなくなったのだ。

~~~~~~

小説「働かないの」の主人公、キョウコさんは、40代半ばで会社を辞め
れんげ荘というトイレ・シャワー共同の安ボロアパートで
アーリーリタイア生活を始めます。

長い会社勤めで忙しい生活が身体にしみついたのか、
いざ、自分の時間ができて、毎日ゆっくりゆったりすごしていると、
なんとも落ち着かない。

そして、何かに一生懸命取り組んでいる人をみると心がザワつく。

なので、ふと思いたって新しい趣味を始めるのですが、
一旦やり始めると一生懸命になって、身体的にも精神的にも、
ぐったり疲れてしまうキョウコさん。

そんなキョウコさんが紆余曲折の末にたどり着いた境地が、上記の一節です。

そう!
そのなんです。
その通りなんです。

せっかく、それまでの生活につかれてリタイアしたんだから、
無理することないんです。

ヒマを持て余して、何か新しい事をやり始めたとしても、
辛くなるほどにやる必要はない。

「ほどほど」で良いんです。

私の場合セミリタイアなので、少しだけ働いています。
多分基礎体力がないんだと思いますが、
働いた次の日は疲れてしまって、かなりダラダラしてしまいます。。

そして、そんな風にダラダラしてしまった日は、
自己嫌悪に陥ってしまうのです。

その日にやろうと思っていた事ができなかったから。
せっかくの自分の時間を有意義に使えなかったから。

でもよく考えてみたら、せっかくセミリタイアしたんだから、
ダラダラしてて良いんですよねえ。

あんまり欲張って、あれもやりたい、これもやりたいと
色々詰め込みすぎたら、セミリタイアした意味がない!

ヒマを持て余すくらいで丁度いいんです。

というか、セミリタイアしてから9ヶ月、
今の所、ヒマを持て余した記憶はありまん。

元気な日には、やりたい事がいっぱいあるし、
疲れてダラダラしてる日は、何もやりたくないモードなので
それは、「ヒマを持て余す」とはちょっと違うので。

ヒマな時間が辛くて、セミリタイアは失敗だった言ってる人もいる中で、
私はきっと、基本的にセミリタイアに向いているんだと思います。

でも、快適なセミリタイア生活を実現するには、あともう一つ。

何事も「ほどほど」に、を座右の銘としなければ。

どうやら私は、今、せっかくできた自分の時間を有意義に使おうと
一生懸命になっているようなのです。

自分の時間を有意義に使うことだって、
「ほどほど」で良いのですよねえ。


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