なので、会社のエライ人達は御本社様からきたアメリカ人。
英国での現地採用にも、アメリカ人がチラホラいるし、時にはアメリカからの出張者なども来ていたりして、事務所の中では、イギリス英語とアメリカ英語の静かな戦いが起こっているようです。
夫は、ミャンマー生まれのミャンマー育ち。英語はネイティブスピーカーではないのですが、なんて言ったって、ミャンマーは元英国植民地。子供の頃から習ってきた英語は、イギリス英語です。
おまけに、英国に、もうかれこれ20年くらい住んでいるので、彼は、この静かな戦争においては、イギリス英語側に属しているようです。
そして先日の、静かなイギリス英語VSアメリカ英語バトルの焦点は、「ビスケット」。
さすが英国です。
ビスケット。英国人が愛してやまないビスケット。
なにはともあれ、ビスケット。
英国人は、とりあえず、紅茶とビスケットを与えておけばハッピーなので、扱いやすい。
そんなビスケット。
イギリス英語で言うところの「ビスケット」は、アメリカ英語や日本で言うところの「クッキー」です。
イギリス英語の「クッキー」とは、大きくて少ししっとりしたクッキー。日本で言えば、カントリーマアムの大判みたいな感じでしょうか。日本だと、「ソフトクッキー」とか言いますかね。
多分アメリカ英語では、普通のサクサクとしたクッキー(英国ではビスケット)も、大きくて少ししっとりしたクッキーも、両方とも「クッキー」と呼ぶんだと思います。
この、「ビスケット」と「クッキー」の英米英語における定義の違いについて、英国人が納得できないわけですね。
アメリカ人は、「ビスケット」も「クッキー」も一緒にしてる!
英国人にとっては、ミソもクソも一緒にしてるように感じられるのでしょう。
ビスケットへのこだわりが興味深い。
そして、次に出てくる英国人の疑問は、
「ビスケット」も「クッキー」も、両方とも「クッキー」なら、ではアメリカで「ビスケット」は何を指すのか?
夫に聞かれ、ワタシも首を傾げました。
そういわれてみれば、そうやなあ。。。
。。。
あ!分かった!
ケンタッキーの「ビスケット」!
あの、スコーンのようでいてスコーンでもない、フワフワサクサクしていてシロップをかけて食べる物体は、ケンタッキーでは「ビスケット」と呼ばれています!
ケンタッキーは、めっちゃアメリカの文化ですからね。
そうか。アメリカでは、ああいうものを「ビスケット」と呼ぶのか。
紛らわしいなあ。
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