ミャンマーのガイドブックなどをみてみると、ヤンゴンは大きな街だけれども、シュエダゴンパゴダ以外には、これと言った観光名所はないと記載されています。
そうなんです。
ミャンマーは、圧倒的な知名度を誇る観光名所は田舎に多い。
田舎に行けば、トレッキングで自然を満喫するもよし、地元の少数民族の人たちと触れ合い、彼らの生活の様子を垣間見るもよし、いろいろ見所満載なのです。
それに比べると、ヤンゴンは、観光資源という意味では、田舎に負けていると思います。
これと言った見ものは、パゴダしかない。
他の国では、大都市の観光といえば美術館とか博物館ですが、夫(ミャンマー人)情報によると、ヤンゴンの美術館や博物館はパッとしない。
(あくまでも夫情報です。夫が行きたがらないので連れて行ってもらった事もなく、真偽のほどは定かではありません。)
でも、ヤンゴンにはヤンゴンの面白さがあります。
植民地時代のコロニアルな建物が、ろくに手入れもされずに、深刻にボロボロ状態になっているのは感慨深いし、ふと見上げたら、頭上の電線がスパゲッティーの様にからまっているのは刺激的です。
昼間の大通りの歩道は、いつも歩行者で一杯なのですが、自家用の発電機だか変電気だかわかりませんが、そこここに大きな金属の箱が歩道の真ん中に設置されていて、それがさらに歩行者の渋滞を引き起こしています。
そして何より、歩道のデコボコぶりがアッパレです。
普段から、あまり足元を見ずに歩くクセがあるワタシは、いつも、何かしらけつまづきながら、歩いています。
だって、日本や英国の道は平坦ですから、足元を見ずに歩いても転ぶ事は滅多にないんですよ。
でも、ヤンゴンの歩道は、山道なみに注意が必要。
そして、地面がデコボコなので、下手に転倒などしようものなら、けっこうダメージが大きそう。すり傷なんて作ってしまうと、そこからばい菌が入るかもしれないので、注意が必要。
つまづく度に、夫に、「また、上向いて歩いてる!ロンドンではそれで良いけど、ヤンゴンでは、ちゃんと下を見て歩かないとダメ!」と怒られながらの、ヤンゴンぶらぶら歩きです。
一生懸命足元確認しながら歩くなんて、、あんまり、ぶらぶら歩きっぽくないなあ。
さて、以前「多民族都市ヤンゴンの朝の風景」https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2019/05/blog-post_1.html
という記事で、ワタシのお気に入りのお散歩ルートについて書いたのですが、その中で、Merchant Road から18th Street に折れるとまっすぐ北に、シュエダゴンパゴダが見えると書きました。
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ワタシのお気に入りの、ヤンゴンお散歩ルートは、
スーレーパゴダから河に向かって南下し、
河沿いの大通り Strand Road を右折。
西に向かって歩いていくと Merchant Road と合流します。
Merchant Road をさらに西に向けて歩いていくと、
右手に中華寺院があります。
その中華寺院のある角から 18th Street に折れると、
まっすぐ北に、シュエダゴンパゴダが見えるんです。
キレイに、スパッと見える。
中華寺院とシュエダゴンパゴダのコントラストが、
ミャンマーの懐の深さを感じさせるのです。
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18th Street はよく通る道だけに、普段特に写真を撮る事がなく、この記事を書いた時には、手元に写真が無かったのですが、今回、初詣に行った時に証拠写真を撮ってきました。
ヤンゴン 18th Street から北方をのぞむ
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