Sunday 9 February 2020

困ったときの自宅勤務。

我々夫婦は、2020年、春節にあわせて、ミャンマーに里帰りをしてました。

夫(ミャンマー人)は、中国系ミャンマー人なのです。

春節前の約10日間、ヤンゴンのチャイナタウンに滞在していました。

折りしも、コロナウィルス問題でもちきりのこのタイミングで、よりにもよってチャイナタウンに10日も滞在していたのです。

ミャンマーっていうのは、けっこう華僑が沢山いる国で、ヤンゴンのチャイナタウンはかなり広範囲に渡ります。ロンドンのチャイナタウンの比ではありません。

春節は、ミャンマー文化の中でかなり安定した地位を確立しているようで、チャイナタウン以外でも、ショッピングセンターなどに行けば春節の飾り付けがされています。

おそらくクリスマスに飾られたであろう、Season's Greetings という飾り付けが、そのまま残されているのです。

ミャンマー人にとっては、Season's Greetings (クリスマス~新年)というのは、12月中旬から春節までのものなのですね。長い。

そんなお正月気分満載のチャイナタウン。

マハバンドゥーラロードという目抜き通りには、赤いランタンの装飾が連なり、道路には歩行者と車が入り乱れています。

歩行者天国の道に、車が強引に押し入っているのか、あまりにも歩行者が多いため、歩行者が車道にあふれて車が徐行を強いられているのか、どちらなのか良く分かりませんが、とにかく道路は、人と車であふれています。


多分、歩行者天国。



チャイナタウンの中国寺院は参拝客で一杯です。


そんな中に、特に西欧人の旅行者風の方々に、マスクをしている人たちがチラホラ。

アジア系にもマスクをしている人がいますが、十中八九日本人かと思われます。

日本人は、いつでもどこでもマスクをしているので、別段特別な事ではないのですが、普段はマスクを嫌う西欧人がマスクをしているというのは、どうも非常事態な感じです。

我々が泊まっていたホテルのロビーでは、常にCNNが流されているのですが、CNNニュースで報道されるコロナウィルス問題が、日に日に深刻になって行くのを感じながらも、毎日チャイナタウンで遊ぶ私達夫婦。

心では心配しつつも、まあ、ホリデーですからね。

夫(ミャンマー人)にとっては、久々の里帰りだし。

結局我々は、マスクをすることなく10日間チャイナタウンで遊んでおりました。

あ、でも、ウェットティッシュとハンドジェルで、小まめに手を消毒するようにはしていましたが。

そして、楽しいホリデーも終わり。

ヤンゴンからタイ、バンコク経由でロンドンまで、1時間+13時間の長距離フライトに耐え、やっとロンドンの我が家に帰って来たときには、ワタシは疲れ果てておりました。

ロンドンに戻ったら、さっそく仕事の予定を入れていたワタシ。

普段はパートタイムでしか働いていませんが、10日間の遅れを取り戻さなければならないので、ちょっとムリ目のスケジュールを入れていたのです。

でも、長距離フライトで疲れたのか、ロンドンに戻った直後の数日間は、ちょっと熱っぽかったんです。

高熱ではなかったです。多分、37度からせいぜい37度5分。

普通だったら、ムリして会社にいけない事もないんですが、なにせタイミングがタイミング。

ちょうど武漢の街が封鎖されて、各国が自国民を帰国させる為にチャーター機を飛ばし始めようとしていたタイミングで、ミャンマーとはいえ、チャイナタウンで10日間も遊んできて、帰国後微熱がある人間がホイホイと外出して会社で8時間も仕事するというのは、ちょっと問題行動のように思えたわけですね。

結局、上司に事情を説明して、1週間ほど自宅勤務させてもらう事になりました。

ワタシは基本的に、何かの事情で会社に行けなくなっても、いつでも自宅勤務ができるよう、いつも会社のノートパソコンを家に持ち帰っています。

この習慣が功を奏して、今回、ミャンマーから帰国後の一週間、仕事を滞らせることなく、自宅静養をする事ができました。

日本でも、東京オリンピックで通勤の足に支障が出ることが懸念される中、オリンピック期間中、自宅勤務を推奨する会社もあるようですね。

お店での接客業や大工さんやパイロットのように、その場にいなければ仕事にならないような職種以外は、必要に応じて自宅勤務を取り入れたら良いと思います。

通勤にかかる時間の節約にもなるし、交通機関の混雑解消にもなるし、風邪やインフルエンザなどの病気拡散の防止にもなるし。

もちろん、たとえ事務職であっても、直に会って話をする事が必要な時もありますので、完全に毎日自宅勤務というワークスタイルは難しいと思います。

でも、週5日働くフルタイムワーカーならば、その内の一日くらいは自宅勤務にしても、悪くはないのではないでしょうか。

一般的に、自宅にはプリンターがないので、自宅勤務に慣れる事によって、ペーパーレスなワークスタイルが身にくという、うれしい副産物もありますよ。


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