Friday 31 January 2020

長年の便秘が解消したような気分。

新型肺炎とハリー&メーガンの王室離脱問題に話題をさらわれ、最近すっかりなりを潜めていた英国のEU離脱問題(ブレグジット)ですが、ボリスは着々と話を進めていたようで、本日、1月31日をもって、英国はEUを離脱する事になったようです。

なんとなく他人事な書き方なのは、形式的には、今日が正式な離脱日だけれども、これから貿易協定の交渉やらなんやらが始まるわけで、実際に離脱するのは今年の終わりまでかかるから。というか、今年の終わりに離脱できるのか同かも怪しげですね。

とはいえ、今までの宙ぶらりんな状態から脱した事は、喜ばしい限りです。

長年の便秘が解消したような気分。

寂しいような気もするし、セイセイしたような気もする。

例えて言うならば、口うるさい寮母さんがいる学生寮からでて、一人暮らしを始める学生のような気分でしょうか?

一人暮らしに若干の不安を感じながらも、目の前に広がる自由に心踊るという感じ。

もしくは、目の前に広がる自由に心踊りながらも、これからすべて自分一人でやらなくてはいけないという現実に、若干怖気づいている。

そりゃあ、1973年に当時のECに加入して以来、約47年間加盟していたEUから離脱するわけですから、怖気づいてもしかたがない。

でも良く考えてみたら、たかが47年の加入期間なんですよ。

50年も経ってない。

そして、加入当初は今のようなガチガチに加盟国を管理するEUではなく、もっと緩やかに結合したヨーロピアン経済共同体、ECでした。

そして、ECがより協力関係を強化したEUになったのは1993年。今から27年前の事です。

たった27年!

多分、今の45歳くらい以上の年代の英国人にとっては、EUというモノは、比較的最近のものであり、「昔はそんなモノがなくっても大丈夫だったんだから、離脱しても大丈夫」という感覚なんでしょう。

だから、国民投票でも、年寄りに離脱派が多かったのかと。

逆に若者にとっては、生まれた時から英国はEUの一員だったわけですから、そりゃあ、離脱となったら不安でしょうね。

現在47歳のワタシが、英国のEU離脱にそんなに不安を抱かないのは、、EU発足前の、ECとして緩やかに結合していた時代のヨーロッパを知っているからかもしれません。


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