東南アジアなどのニュースで、警察が信用できないなんて話を聞くと、そうゆう国はワイロが一種の商習慣となっている事がほとんど。
そして、汚職が横行している国では、ほとんどの場合、公務員のお給料が低い。
普通に働いた収入だけでは生活できないから、ワイロを取るわけですね。
もちろん、収賄がバレたら職を失うというリスクはあるのですが、その職がオイシイのは、お給料でも年金でもく、ワイロを受け取ることができるからであるので、ワイロを取れなかったらその職には魅力はないのです。
つまりクビになっても大した痛手でないから、「見つかったら職を失う」という事が収賄の抑制にはなりません。
「見つかったら職を失う」事が収賄の抑制になるには、少なくとも、「景気に左右されない、まあまあの金額のお給料」と、「定年まで勤め上げたら悠々自適の生活が約束される年金システム」が必要だと思うのです。
この二つが有れば、公務員という仕事は長期間勤める魅力のある職場となり、長い目で物事を考える事ができるまともな人ならば、目先のお金よりも、安定したお給料や将来の年金を選ぶんじゃないかなあ。
公務員の収賄が横行する社会というのは、色々と大変です。
特に警察官がワイロを受け取るのが普通なってしまうと、警察を信用できない社会になり、すなわちそれは弱者いじめが横行する無法地帯となるのです。
日本では、「公務員のお給料が高すぎる」とか「年金が手厚すぎる」とかいう不満の声を時折耳にしますが、ワタシ個人としましては、その方が、公務員がいちいちワイロを要求してくる社会よりも、良いと思うのです。
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