なけなしの貯金をはたいての暴挙です。
フラットを買ったのは2008年の春なので、約11年半で住宅ローンを完済した事になります。
長いといえば長いし、短いといえば短い。
ローンは25年で組みましたので、けっこう繰り上げ返済を頑張りました。
というのも、フラットを購入した2008年の春って、リーマンショックの直前だったのですよ。(購入した時点で、若干の予兆はあったのですが。)
つまり、フラットを買った途端に、世の中の景気がどんどん悪くなっていったのです。
我々夫婦も、いつ失業するかわからない。
そして、金利はどんどん下がっていく。
ラッキーにも、ローンは変動金利で借りていたので、金利が下がるにつれ、月々の返済額も減っていきました。
まずはその、月々の返済額が減った分を、繰り上げ返済にまわしていきました。
我が家としては、購入当初に設定された返済額を遵守したのです。
「その返済額を払っていける」と考えてローンを組んだわけですからね。
繰り上げ返済は返済額低減型で行い、さらに月々の返済額を減らしていきました。
そして、繰り上げ返済で返済額が減った分も、繰り上げ返済へ。
あくまでも、淡々と、購入当初に設定された返済額を遵守したのです。
そうして、銀行との取り決め上の、月々の返済額を、徐々に減らしていきました。
もし夫婦どちらかが失業したとしても、一馬力で家計を支えられるように。
実際、途中で一度、夫が失業した期間がありました。
さすがに、その間は繰り上げ返済をお休み。
その頃には、ワタシ一人のお給料で、月々の返済と生活費をまかなうことができるようになっていたので、大分精神的に助かったと思います。
そんな感じで、地道に繰り上げ返済を行って、ローンの残高が、夫婦の貯金残高とほぼ同額となったところで、一括返済という暴挙にでたのです。
これをワタシ個人的には、「貯金の壁」と呼んでいます。
https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2019/08/blog-post.html
さて、なぜ貯金を放出してまで、ローンを一括返済したのか?
ずっと返済額低減型の繰り上げ返済をしていたので、その頃の月々の返済額は、留学生なんかがフラットシェアで払っている金額よりも低くなっていました。
それくらいの返済額なら、ローンはゆっくりと払って、手元のキャッシュを増強するほうが、リスク回避という観点では正しい動きの様に思えます。
それでも我が家が、貯金を放出してローンを一括返する事を選んだのには、もっと、瞑想的な理由があるのです。
というのは、借金があると、僧侶になれないのです。
そして、ミャンマー人男性は、一生のうち何度かプチ出家をいたします。
夫(ミャンマー人)、只今ミャンマーでプチ出家中。
https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2018/06/blog-post_18.html
実際問題、プチ出家をするにあたっては、住宅ローンみたいなローンの有無は問題にならないようですが、やっぱり精神的に引っかかる。
前回、夫(ミャンマー人)がプチ出家をした時も、少し心にひっかかっていたようです。
我が家の住宅ローンは共同名義なのですが、「ボクが出家中は、テンポラリーに、家のローンは全部君のものね!」と借金を(精神的に)全部ワタシに押し付けて、プチ出家していきました。
実際に名義変更したわけではありませんが。
ヒドイ。。。
そんなわけで、ローンの残高が、夫婦の貯金残高とほぼ同額となった時点で、悩みながらも、一括返済という暴挙にでたのです。
一時的に貯金額が大幅に減少する事には、大きな不安がありましたが。
それが、翌年にはこの
夫の会社は、一部の社員をレイオフし始めました。
レイオフ-furlough という単語をやたら耳にするようになった。
https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/04/furlough.html
そんな中で、貯金を大幅に減らしたばかりの我が家。
まあ、それも人生ねえ。
でもまあ、住宅ローンの返済がなくなった分、月々の支出も大幅に減ったから、なんとかなるでしょう。
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