それに必要な資産を積み上げようと、現在蓄財に励んでいるのですが、一つ問題があるのです。
それは、夫とワタシのアーリーリタイア戦略のすりあわせが、上手くできていないと言う事。
夫は、軍事政権が好き勝手やって国を大変な状態にしてしまったミャンマー出身という事も関係しているのか、「政府の年金システムなんて信用できない」という人間。
ミャンマーには、年金システムなんてありませんからね。
彼の人生設計には、「公的年金」なんてものは存在しないのです。
なので、あろう事か、彼のアーリーリタイア資産目標は、
投資資産 £1 million (百万ポンド:約1億3千万円)
金融資産じゃないですよ。
投資資産です。
ワタシのシミュレーションでは、ゼロから始めた場合、
- 一月に1800ポンド投資にまわし
- インフレ対策として毎年の拠出額を年3%アップ
- それを年5%で運用
これで、約22年かかります。
これは、、、ちょっとあまり現実的ではないのでは? という記事を、以前書きました。
だいたい、今から22年もかかったらアーリーリタイアじゃなくなります。
とうわけで、ワタシはワタシで、戦略を練っているのであります。
ワタシの戦略とは、ずばり、
「公的年金をアテにして、年金受給開始年齢まで逃げ切ろう作戦」
- 公的年金の受給額を最大化する
- 公的年金だけで普段の生活費をまかなえるよう生活費を縮小
- 年金受給開始年齢まで逃げ切れるだけの資産ができた時点でリタイア
- もし資産が余れば、老後の生活費の彩りとして使う(家の補修や旅行や外食など)
ワタシの、英国での公的年金受給開始年齢は67歳。夫も同じく67歳です。
現在の英国公的年金の満額は、一人週 £168.60 (約2万2千円)。
年間£8,767 (約114万円) 一月あたり£730 (9万5千円)
晴れて、二人そろって年金受給ができるようになれば、1ヶ月£1,460 (19万円) 。
二人で生活するには十分だと思うんです。
ただ、私が67歳になるまであと20年。夫はあと24年ありますので、それまでどうやって逃げ切るかです。
あと、ワタシのこの戦略では、公的年金の受給額を満額にする事が最重要事項です。
もし、公的年金が満額に達する前に仕事を辞めた場合、満額に達するまでの間の支払いを貯蓄からまかなうことになります。(日本の国民年金を払うような感じ)
これが今の金額で年間£780 (10万円ちょっと)
こういった事を諸々と勘案して、計算した結果、出てきた数字が「あと5年」。
あと5年、今の調子で働いて蓄財に励めば、なんとか逃げ切れそうな感じです。
もちろん、夫の会社のリストラとか、ブレグジットによる不況とか、いろいろ問題が起こる可能性は数知れなくありますので、今の調子であと5年ってのはが、絵に書いた餅のようなもんですが。
でもまあ、なんとなく、おぼろげにでもゴールが見えてきたような気がするのです。
ワタシ個人的には、フルタイムで働いてた時のあと5年は、「ゼッタイムリ!」って感じだったけど、今みたいなパートタイムならば、あと5年くらいやっていけそうな感じ。
夫は、夫の目標を達成するには22年かかるんだから、それに比べたら、あと5年くらいは大丈夫だと思う。
それに、あと5年なら、まだアーリーリタイアと呼ぶことができる。
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