Saturday 7 September 2019

外貨建て資産を持つと、キャッシュフローの計算が突然ややこしくなる

ワタシの現在の家計管理法は、バランスシート管理のみ。

つまり、家計簿ではなく、貯蓄簿をつけているのです。

昔はちゃんと家計簿をつけていたのですが、なんか面倒になっちゃって。

長年、家計簿つけてきたので、自分の支出パターンが大体分かってるので、細かい使途別の管理は、もう特に必要なくなったというのもあります。

で、どうやっているかと言いますと、銀行口座別に、出金入金を記録して各口座の残高を確認し、それを合計した資産の推移をモニターしているのです。

入金に関しては、給与収入や利息収入など、インカムについては分かるようにマークしておきます。

そうすると、自然とその月の支出がでてきます。

つまり、毎月の資産の残高というのは

前月残高

+ 収入
ー 支出

今月残高

という風に構成されていますので、各月の月末残高と収入額を把握しておけば、支出額は計算できるわけです。

ちなみにワタシの場合、毎月のこの計算にクレジットカードの口座を含んでいないので、ここで計算された「支出」は、損益計算書的な「支出」ではなく、キャッシュフローの「アウトフロー」となります。

クレジットカードの口座を含んでこの作業をおこなうと、ここで算出される「支出」は損益計算書的「支出」となります。(キャッシュフローとは異なる数字)。

クレジットカードを使うと家計管理ができなくなると言う人は、この二つ、つまり損益計算書的「支出」と、キャッシュフローの「アウトフロー」が、頭の中で区別できていないからなんですね。

まあ、それは置いといて。

こんな風に、とても簡易的な貯金簿でざっくり家計管理を行っているワタシなのですが、一つ悩み事があります。

それは、外貨の資産をどうするか。と言う事。

外貨建ての資産を組み込むと、キャッシュフローの計算が突然ややこしくなるんです。

外貨建て資産を総資産に組込む場合、外貨資産をメイン通貨に換算する必要があります。
換算するための為替レートは、まあ、毎月月末のレートをしようするとしましょうか。

そうして、外貨建て資産をメイン通貨に換算した場合、たとえ外貨建て資産額に全く変動がなかったとしても、為替相場の変動によって、換算後の評価額は変動してしまうのです。

一円も入ってきてないし出て行ってもいないのに、メイン通貨に換算すると、増減してしまう。為替による含み益(含み損)ですね。

なので、

前月残高

+ 収入
ー 支出
+/- 為替による影響

今月残高

という、1ステップを余分に入れなければなりません。

外貨建て資産額に変動がない場合は、「換算後の変動額」=「為替による影響」となるので簡単ですが、外貨建て資産額自体も変動している場合は、純粋な変動額と為替による影響とを分けてやらないといけません。

そのためには、前月残を今月の為替相場で評価しなおして、資産の増減による変動を求めわけですが。。。あああ。メンドクサイ。

なのでワタシは、普段の貯蓄簿モニターでは外貨建て資産は計算に入れないことにしております。
年に2回、家計の棚卸しをする時にのみ、外貨建て資産の再評価を行う事にしています。

なぜ突然、こんな寝言みたいな事を書き始めたかといいますと、ブレグジットに係るゴタゴタで、最近、英国ポンドが急落しているからです。

つまり、我が家の外貨資産の評価額が上ってるんですね。

とは言っても、我が家の資産の80%は英国ポンド建てなので、ポンドが下がるっていうのま全くもって嬉しいオハナシではないのですが。

40歳代ランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代の生き方へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村


No comments:

Post a Comment