残念です。
ところで、英議会下院の議長は、英国では Mr Speaker (ミスター・スピーカー)と呼ばれています。
国会中継をみていると、首相と影の首相の次くらい長い時間、テレビ画面に映っているので、ある意味、英国民のお茶の間のヒーローではないでしょうか。
英国の国会は、今、ゴチャゴチャやってるブレグジット関連の法案に関する採決とか、けっこう遅い時間にやっているのです。
大体、夫が会社から帰ってきてから、おもむろにテレビのチャンネルを合わせたら採決の真っ最中とか、もしくはもっと遅い時間(夜9時とか10時とか)という感じでしょうか。
なので、夕食前や夕食後、家族が団欒しているような時間帯に、テレビで国会中継がオンエアされるわけです。
なので、英国の国会中継は、日本の国会中継より視聴率高いと思う。
そんな中、彼は独特のキャラクターと、毅然とした態度で人気があったと思うんですよ。
時には、口汚くお互いを罵倒しあう国会議員を、ピシッとしかりつけて場と収める、学校の先生みたいな感じでしょうか?
英国の国会は、時々、学級崩壊した小学校の教室みたいになりますからね。
そんな彼が退任してしまうなんて、残念です。
あの、どうしようもない、自己顕示欲ばかりが強くて、ワガママで自分勝手な国会議員どもを、まとめられる大物が、そう簡単に見つかるのでしょうか?
でもまあ、彼がもういやになってしまった気持ちも理解できます。
それくらい、ここ最近のブレグジット関連のゴタゴタは、見苦しい。
みんな、ボリスに文句タラタラですが(まあ、それは理解できるのですが)、野党も大概見苦しいと思う。
野党が出したEU離脱延期の法案が通って、対抗してボリスが総選挙の早期実施の法案を提出。
総選挙って、ずっと労働党の党首、ジェレミー・コーバンが要求していた事だから、ワタシはすっかり、総選挙になるものだと思っていました。
そして、まあ、それもいいんじゃない、と思っていました。
ワタシが思うに、大半の英国民は、総選挙に賛成だと思います。
離脱派も残留派も。
総選挙に関しては、反対する国民はいないと思う。
なのに、この期に及んで、野党は総選挙を否決したんですよねえ。
自分から建設的な案を出すわけでもないのに、内閣の出す案には、なんでもかんでも「ノー」しか言わない。
あんたらは、二歳児か!
という感じです。
このタイミングでの総選挙のチャンスを蹴った野党連合は、なにがなんでも10月31日の合意なき離脱を阻止したくって、時間を稼ごうとしているわけです。
もし、10月中に総選挙して負けちゃったら、合意なき離脱になってしまう可能性がぐんと上るので。
逆に勝ったら、合意なき離脱を阻止できるのに。
その賭けをやるガッツがない。
そこらへんが、ジェレミー・コーバンの根性ナシな所というか、パッとしない所というか、カリスマ性のない所なんだと思う。。
でもこれは、労働党だけではなく、野党連合の総意のようですので、ジェレミー・コーバンだけを責めてはいけないかもしれませんが。
10月末の合意なきブレグジットは、起こりそうか起こらなさそうか。
まだまだ、先行き不明です。
11月以降のホリデーの予約ができなくて、困っているワタシです。
手堅く、トルコとかにしてみようかなあ?(トルコって、まだEU加盟してないよね?)
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