Monday, 14 October 2019

年金受給まで、あと20年。

ワタシは、今年の誕生日で47歳。

そして、ワタシの年齢の女性の場合、英国での公的年金受給開始年齢は67歳。

年金受給年齢まで、あときっかり20年です。

英国では、公的満額受給するには、National Insurance と呼ばれる税金を、35年払込む必要があります。

「払込む」には、主に下記の4つの方法があります。

1:被雇用者として働いて National Insurance を支払う

2:個人事業主として、確定申告の際に National Insurance を支払う。

3:失業者、病気、小さな子供を育てている親、介護などの理由で働くことができない人は、National Insurance credit を申請することによってその期間を払込んだことにしてもらえる

4:"Voluntary National Insurance contributions"を支払う。(2019年:£780/year)

 1と2の National Insurance の金額は、給与/収入が増えるに伴って増加します。
(個人所得税とは少し異なるカーブを描くので、個人所得税とは別項目となってます。)

しかし、年金に反映されるのは、支払った期間のみ。
支払った金額の多寡で将来受給できる年金が増えたり減ったりはしません。

収入がワタシの三倍くらいある人は、きっとワタシの倍以上の National Insurance を払ってますが、それでも、年金払った「金額」は、年金受給「額」には反映されません。

特に、1(被雇用者)の場合、雇用主負担の National Insurance というのもあって、雇用者は、被雇用者が支払っているのよりも高い金額を支払っているのですが、それも、年金受給「額」には何にも反映されません。

つまり、お給料がワタシの三倍くらいある人は、雇用者が支払う分も考えたら、安く見積もっても、ワタシの4~5倍くらいの金額が国税局に支払われていることになりますが、それでも、受給できる公的年金額は同じです。

この辺りが、National Insurance は、単に「名前の異なる税金である」といわれる所以なのです。

ワタシは今、パートで就労しているので、少~しだけ National Insurance を支払っています。(とは言っても、雇用者負担分もあわせたら、年間支払額は Voluntary National Insurance contributions = £780 も多いですが。)

計算してみたところ、ワタシが満額受給するには、あと13年くらい支払う必要がありそうです。

今の新しい制度が開始されたのは2016年で、それ以前に払いこんだ分は、ちょっと多めに換算してもらえているようなのです。(英国でも、日本の年金定期便みたいに、現時点での自分の受給見込み額を確認する事ができるのです)

あと13年間は、被雇用者としてユルユル稼ぐか、Voluntary National Insurance contributionsを支払うかしていかないといけません。

長いなあ。

っていうか、受給開始まで、あと20年もある。

20年あれば、何か一つの事が成し遂げられそうです。

ワタシが英国に渡って、今年で18年。

世間一般の「リタイア」までには、まだ、それと同じくらいの年月が残っているわけですね。

あと20年、現役を続けろといわれているわけです。

20年かあ。

あともう一回、何か頑張ってみても良いかもしれないなあ。

まあ、今はまだお疲れなので、もうちょい休んだらね。




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