ワタクシ、どうやら、嫌なことを先延ばしにする癖があるようです。
まあ、世の中には、そういう人は多数いらっしゃると思いますので、
そう珍しいワケではありません。
一般的には、この癖は悪いことのように思われていると思います。
実際ワタシも、我ながら、あまり良い癖ではないと思っているのですが、
天邪鬼なワタシとしては、ここらでいっちょ、
この一般的には悪いとされている癖を、
なんとかして、正当化できないものかと、考えみようと思うのです。
まず、なぜ人は、嫌なことを先延ばしにしつつダラダラするのか。
第一の理由はもちろん、やりたくないからなのでのですが、
ワタシとしましては、理由はそれだけではないと思うのです。
そこには、ただ単に「やりたくないから」だけでは説明しきれない、
非常に強い誘惑があると思うのです。
つまり、嫌なことを先延ばしにしつつダラダラする時間って、
けっこう、ていうか、かなり楽しいんですよねえ。
普通にダラダラする時間より楽しい。
もちろん、やることちゃんと終わらせて、
心置きなくダラダラする時間も素晴らしく楽しいのですが、
それよりも、背徳感っていうのでしょうか?
「ああ。本当はアレをやらなきゃいけないんだけど、、、
まあいっか。明日で。今日はダラダラしようっと。」
という風にダラダラするときの、楽しさといったら、
心配事は何もない、スッキリサワヤカダラダラ時間に比べて、
何倍も楽しいような(気がする)のです。
でも、今のワタシはセミリタイアの身。
実は、普通にセミリタイア生活している限り、
差し迫って、アレをやらなきゃ、コレをやらなきゃ、
という事は、そんなに多くはありません。
そんなワタシなのですが、何をトチ狂ったか、
ACCA(英国勅許公認会計士)という資格をめざして
勉強を始めてしまったワタシ。
その為、特に試験が近づいてきた時なんか、
タップリと、この背徳感を味わいながらダラダラとすることができます。
別に、背徳感を味わいながらダラダラとしたい為に、
資格試験の勉強を始めたワケではないと思うのですが。。。
いや、実はそうなのかもしれません。
嫌なことを先延ばしにしてダラダラする癖を発動するには、
人生の中に、「嫌なこと」が必要です。
「嫌なこと」って、まあ、なんと言いますか、
長い目で見たら役に立つことの場合が多いですよね。。
難しい仕事にしても、家の大掃除にしても、
自己啓発の勉強にしても。
なので、嫌なことを先延ばしにしてダラダラする癖は、
感心できるものではありませんが、
嫌なことを先延ばしにしてダラダラするのが好きな人は、
その楽しみの為に、「嫌なこと」を人生に取り入れる必要があるわけで。
そして、ダラダラと先延ばしにしながらも、
最終的に、その「嫌なこと」を成し遂げるならば、
嫌なことは先延ばしにする癖っていうのも、
そんなに悪くないものかもしれません。
ミッドライフクライシス真っ只中の、中年女の戯言です。
No comments:
Post a Comment