Tuesday 14 May 2019

長崎名物、皿うどんの不思議

長崎名物、皿うどん。

カリッと揚げた細めん、ないしはカリッと焼いた太めんに
海鮮や野菜がたっぷり入ったあんをトロリとかけ、
麺がちょっとしなっとしたところの、食感を楽しむ料理です。

かた焼きそばもおんなじですね。

かりっとした麺に、とろりとあんかけ。

これを作るには、まずは、麺をカリッとさせなければなりません。

市販の揚げた細めんを買ってくるか、
家で作る場合は、太めんを油で揚げ焼きにしますね。

けっこうな手間です。

そうやって手間ヒマかけて、せっかくカリッとさせた麺に
あんかけをとろっとかけて、しなっとさせて食べるという不思議。

確かに美味しいけど、面白い嗜好だなあ、と思うのです。

さて、ミャンマーには、モヒンガーという国民的麺料理があるのですが、
この、モヒンガーにも色々とカリッとしたものをトッピングします。

モヒンガー

豆のかき揚げみたいなのとか、冬瓜のてんぷらとか。

豆のかき揚げみたいなの

我が家でモヒンガーを作るときには、トッピング用に、
玉ネギのかき揚げとか、てんぷらを作るのですが、
揚げ物ってやっぱり、メンドクサイですよね。

大量にモヒンガーのスープを作った次の日など、
揚げ物作るのがメンドクサイとワタシが言った場合、
夫(ミャンマー人)は、ポテトチップスを投入という暴挙に出ます。。

どうやら、カリッとしたものがあれば良いようです。

せっかくカリっと揚げたものを、わざわざスープ等に浸して、
ちょいヤワになったところを食べるという行為。

これって、万国共通なのですねえ。

そう考えてみたら、中華料理のおこげのあんかけも、似たようなコンセプトだし、
日本のてんぷらも、天つゆにつけて食べますねえ。

遠く離れた異なる土地で、それぞれの国の人々が、独自に
この微妙な食感を楽しむ料理を発達させたという事に、人間の面白さを感じます。

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