Monday 27 May 2019

新卒で就職した会社の思い出(4)残業

就職氷河期の初期に就職活動をしたワタシ。
新卒で勤めていたのは、1990年代半ばから21世紀にかけの約6年。

世の中は平成になっていましたが、
当時のその職場は、よくも悪くも昭和な職場でした。

その中に一つが、残業。

残業。

やりましたよ~。

就職氷河期の初めって、就職活動中は寒さをヒシヒシと感じますが、
一旦入社してしまうと、社内はまだまだ暑苦しかったのです。

若い男性なんて、まさに「24時間働けますか?」をやってました。

エンジニアなんかだと、きちんと残業がついてたので、
お給料の内訳を見ると、残業代が基本給を上回っていた感じです。

まあ、若者たちは、お金がもらえるならと、バンバン残業してましたね。

一方、かわいそうなのは営業さん。

外回中は、自分の裁量でちょっとサボったり息抜きしたりできるという事で、
一律、みなし残業代が支給されるのみ。

それ以上は、いくら残業してもお給料は増えません。


ワタシも営業にいたので、そのかわいそうな人たちの一人でした。

いくら景気が悪くなりつつあるとは言え、バブルの名残が残る日本。
けっこう忙しいのですよ。なので、結局残業するのですよ。

残業って、月に50時間越えた辺りから、けっこう身体が辛くなるのですね。

一月の所定労働日数が22日としたら、平均2時間15分くらい。

でもまあ、これくらいなら何とかなります。

でも、月に75時間越えたら、かなりツライ。一日平均3.5時間。

月100時間越えたら、一日平均4.5時間。もう、クタクタです。

多分、仕事の能率落ちるから、逆効果だと思いますね。

さすがにワタシは、月100時間も働いたことはなかったと思いますが、
60~70時間くらい働いた月はあったかもしれません。

当時のワタシ、けっこう疲れてました。

でも、仕方がないんですよ。

忙しいのに加えて、残業体質の昭和な会社だったので。

でも、良い事もありました。

それは、ワタシが就職した頃には、男女雇用均等法が施行されていたのですが、
その会社は昭和な会社な為、就業規則をまだ変更していなかったのです。

なので、深夜(確か夜10時以降だったと思う)に「女子」を働かせると、
上司が「始末書」を提出するという規則になっていたのです。

これはちょっと、「してやったり」な気分♪

そうですよ。「女子」は、朝30分早く来て事務所の掃除したり、
仕事を合間をぬって皆さんのお茶をいれたりしなくちゃいけないんだから、
その「女子」を、「男子」と同じように夜遅くまで働かせてはいけません!

っていうか、お茶当番の日なんて、どちらかというと
お茶汲みの合間に仕事してるという感じで、
結局、仕事が残業時間にまで食い込んでいたのですから、
それで「男子」と同じように仕事を与えられたら、
「女子」の残業が増えるのは、仕方がない。

それは、上司の管理不行き届きだと思うので、
もし「女子」が深夜と呼ばれる時間帯まで残業する羽目になったら、
上司が「始末書」書くのは、ある意味当然だと思うのですよ。

今で言う、男女平等には反するとは思いますが。

でも、そもそも、会社の体制が男女平等じゃないんだから、
それくらいしてもらわないと困ります。

という具合に、時々上司に「始末書」を書かせる事になった、
昭和な会社の就業規則とその社風。

良くも悪くも、その昭和さが、ワタシがその会社を退職しようと思った
きっかけの一つになったのです。



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新卒で就職した会社の思い出

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