Friday, 12 July 2019

在外選挙へGO!

第25回参議院議員通常選挙に伴う在外選挙が各国在外公館にて行われています。

在英国日本国大使館での投票期間は、7月5日~7月14 日となるようです。

数十年までは、お金持ちの男性にしか認められていなかった選挙権。

貧乏人や女子供は、適正な政治的判断を行うのに必要な教育を受けていない
ということで、参政を認められていなかったわけですね。

現在では、納税額による制限も無くなり、女性にも参政権が認められ、
さすがに小さな子供はムリですが、選挙権年齢も18歳に引き下げられました。

昔の人達の運動のおかげですね。

ありがたいことです。

特にワタシのような、普通の家に生まれた女性にも投票する権利があるっていうのは、
昔の女性たちが運動をして、女性参政権を勝ち取ってくれたおかげです。

そんな貴重な参政権。

海外に住んでるってだけで放棄してはいけません。

在外選挙の選挙人登録は、少し手続きがわずらわしいですが、
昔の人達が行ってくれた参政権獲得の為の運動に比べたら、屁のカッパ。

とはいえ、ワタシが英国に移住した当時(2001年)は、
在外選挙人登録するのにはえらく時間がかかったのです。

まずは、準備段階として、日本の最終居住地で住民票を国外転出し、
移住先の在外公館に在留届を提出することが必要です。

そうして初めて、在外選挙人登録の申請ができるのです。

在外選挙人登録は、在留届を提出した在外公館で申請するのですが、
申請すると、申請書類が在外公館から日本の最終居住地に郵送されます。

そこで、在外選挙人として登録、在外選挙人証が発行されると、
それが郵送にて戻ってきます。

すべて、書類原本を郵送ベースでやるので、やたらと時間がかかったんですよ。

選挙が公示されてから、投票したいと思って手続きを始めても、
絶対に間に合わないという。。。

で、今回はまあよいか、次の選挙までには登録しておこう。。。
と思っていたら、また忘れて、

また選挙が公示される。

投票したいけど、今から手続き始めても間に合わないから、
今回はあきらめるか。。。次の選挙までには登録しておこう。。。
と思ったら、また忘れる。

という、無限ループに陥っている人達も多いのではないでしょうか。

選挙が公示されたら、その選挙には間に合わなくっても、
とりあえず手続きを始める事が大切です。

昔の人達が勝ち取ってくれた参政権、ムダにしてはいけません!

ちなみに、2018年6月より、国外転出時に出国時申請できるようになったようです。

~~~~~~~~~ 在英国日本大使館ウェブサイトより引用 ~~~~~~~~~~~~~~

2018年6月1日以降,最終住所地の市区町村の選挙管理委員会選挙人名簿に登録されている方が,当該市区町村から直接国外に転出する場合には,国外転出時に,当該市区町村の選挙管理委員会に対して申請(出国時申請)を行うことができるようになりました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これは便利ですね。事務手続きにかかる時間がかなり短縮できそうです。

民主主義国に生まれて、せっかく与えられた参政権。

でも、世の中の大半の人々にとっては、
参政権のうち、実際に行使するのは選挙権の方だけです。

パブでビールを飲みながら、現政権の文句を言うのも大いにけっこうですが、
言いたいことがあるなら、選挙という貴重な機会を活用しない手はありません。

さて、ワタシもこれから、在外選挙に向かうとしますか。



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