Tuesday, 30 July 2019

ビーガンになる理由(1)地球環境と、人類の Sustainability への憂慮

正直な話、ビーガンとかベジタリアンとかって、
一般的には、「ちょっとメンドクサイ人」と思われていると思うんです。

極端な人の場合、世間から失笑を買っていることも。。。

そんなビーガン・ベジタリアンですが、
彼らだって、理由もなくやってるわけではないのです。

なんちゃってビーガンのワタシとしましては、
そんな、ともあれば失笑を買ってしまうビーガン・ベジタリアンの人達が、
何を考えてそこに至ったのか、考察してみたいと思います。

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1:地球環境と、人類の Sustainability への憂慮

これが、ワタシ個人的には、ビーガンの信条として最も重要なものです。
この説を聞いて、ワタシもなんちゃってビーガンになろうと思ったくらい。

つまり、どういう事かといいますと。

肉食というのは、食物連鎖的には、高いところにいる動物向けの食生活です。

植物にとってとてもよい気候条件が重なり、ワサワサ生い茂ったら、
それを食べる草食動物の数が増え、それを食べる肉食動物も増える事ができます。

逆に、天気が悪かったり、草食動物が増えすぎて植物を食い散らかして、
植物が生育できない環境になると、草食動物の数が減ります。

そして、肉食動物の数も減ります。

自然界は、そうやってバランスを取っており、
肉食動物っていうのは、食物連鎖の頂点にいるが故に、
すべての環境が上手く行かないと、真っ先に絶滅の危機に瀕するという、
非常に不安定なポジションにいる動物であるのです。

なので自然界では、肉食動物の数が、自然界に許容されたバランスを超えて
増えることはないと思うのですよ。

普通なら。

人間は肉も食べる野菜も食べる雑食です。

食物連鎖的には、草食動物もしく派かそれ以上。

飢餓や貧困にあえぐ貧しい国の人々の食生活は、草食動物に近いかも知れませんが、
先進国に暮らす人々の食生活は、まぎれもなく肉食動物です。

普通なら、肉食動物はそんなに数が増えられないのですが、
人間は、自然界のサイクルを捻じ曲げて、食肉を量産しています。

先進国の人数くらいなら、肉食動物的な食生活ができるくらいに。

でも、食肉を生産するには、穀物や野菜を生産するよりも、
多くの土地や水を必要とします。

食物連鎖的の高いところに行きますからね。

でも、ちょっと待った。

今、地球上の人口は、約77億人といわれています。

ワタシが生まれた1972年は、約38億人でした。

ワタシが生まれてから今まで、47年間の間に、約2倍になったということです。

たった47年間で!

そして、その増加の大多数が、アジアやアフリカの貧困国で起こっているのです。

これだけ人口が増えた今もなお、地球がなんとか持ちこたえているのは、
大部分の人々が貧困にあえいでいるからといえるのではないでしょうか?

皮肉なことに。

彼らが、先進国のライフスタイルを求めたら、どうなるのでしょう?

地球に、約77億人の人間に先進国のライフスタイルをさせるだけの
生産能力はあるのでしょうか?

ワタシは、ないと思うんです。

そして今、世の中がグローバライゼーションと申しますか、
インターネットの普及により、全世界の世の中の情報が、
瞬時に全世界へと配信されています。

比較的安価なスマートフォンと SNS の普及により、
今までそんな情報にアクセスがなかった貧困国の人々も、
先進国の豊かなライフスタイルを目の当たりにするようになりました。

そしたらもちろん、貧困国の人々だって、そんな豊かな生活に憧れますよねえ。

「生まれた時にハズレくじを引いたんだから、諦めてください」

なんて、そんなひどい事はいえません。

でも、地球の生産能力には限界があり、
「先進国のライフスタイルを送る」という特権を得る事は、
全世界の人々を巻き込んだ、壮大な椅子とりゲームなのです。

でももし、先進国に住む人達が、少しでもライフスタイルを変えたら、
地球の生産能力を、他の人達とシェアすることができるかもしれません。

ビーガンの考え方って、そこなんですよ。

肉は、生産するのにたくさんの土地と水が必要なので、
その土地を水を、穀物や野菜の生産に振り分けたら、
もっと多くの人々に食べ物が行き渡るるので、肉を食べないのです。

ちなみに、もし、どうしても肉が食べたくなった場合は、
チキンを選んでください、との事です。

比較的、必要となる土地と水の量が少ないのです。

一番悪いのは、ビーフ。

そしてラッキーな事に、世界第二位の人口を誇るインド人は、ビーフを食べません。

ありがたい事です。


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